『PFA』とは
こんにちは サブローです
ここ数日、配管の作業に携わっております。
故にその事について触れていきたいと思う。
配管と言われれば、よくイメージするのは金属の重いやつ・・・
しかしそれではない。
『PFA』と呼ばれる素材のチューブを使用している。
PFAとは・・・
パーフルオロアルコキシアルカン(覚えられないな・・・)
いわゆる「フッ素樹脂」である。
耐熱性・耐寒性に優れる
高温高濃度の酸・アルカリに不活性
溶剤に不溶・溶出物が無い
抜群の耐薬品性をもつ。
更には高い絶縁性・非粘着性・耐候性もある優秀な材料。
こんな感じ。
要はこのチューブをタンクAからタンクBに繋いで薬品を流すと言う様な流れになるのだ。
ちなみに、大きさも色々ある。
「1/2」「1/4」「3/8」「3/4」など
これはチューブの外径を示していて、その単位はインチである。
1インチ=2.54cmと言う話題はだいぶ前に出したのだが、
ここでの単位表記はmmが一般的となるため、
1インチ=25.4mmだ。
1/2は1インチ(25.4mm)の半分となるため、
外径12.7mmのチューブと言うことになる。
3/8なら外径9.53mmである。
上記に貼った写真は外径6.35mmと表記されているので、
1/4サイズだ。
つなぐタンクや継手のサイズによって使い分けなくてはならない。
継手はこんな感じのイメージ。
この様なチューブをmm単位の世界で緻密に繋いでいって、
薬剤やその他液剤の流れを作るのである。
だがしかしこのチューブ
単に繋ぐとは言ってもすべてがまかり通るわけではない。
狭いところや障害物を越えて繋がなければならないパターンが当然に発生する。
そんな時どうするか・・・
そう、チューブを曲げるのだ。
曲げるといっても、力を入れてクイッと曲げてしまうと、
チューブがパキッと折れてしまう。
もしくは亀裂が入り使い物にならなくなる。
そんな時に使うのがこれ。
ホットガンである。
これは先端部分から温風が出る仕組みになっていて、
そこにチューブを当てて熱してから曲げるのである。
(温風は触ると焼けどするレベル)
どれくらい熱してから曲げるのかは、
もはやこれは経験値に依存するものだろう。
曲げる時はこのホットガンで曲げる。
継手に繋ぐ際はチューブの先端部分を熱して広げてから差し込む。
この様な手順を踏み、いよいよ繋ぐことが出来るのだ。
最後にもうひとつ
もちろんチューブを切るという動作も発生するのだが、
その時に使うのはこれ
チューブカッターだ。
普通のはさみ等で切ろうとすると、
チューブがつぶれてしまいこれまた使い物にならなくなる。
ちゃんと専用の切る道具が存在するのだ。
さてこんな感じで。
今日はPFAと共に液剤を流すチューブについて書いてきたが、
他の素材を流すチューブももちろん存在している。
それはまたの機会にでも書ければと。
まだまだ駆け出し故、簡単な作業しか行っていないが、
想像を絶するような配管がこの先にいくつも待っているのであろう。
初心を忘れないためにも、今日この日に書き残しておこうと思う。
それでは今回はここまで
また次回お会いしましょう
ワンワン!